【iPhone】なぜ、気付かないのか?未来のジェスチャーのヒントは、意外にもiPhoneのカタチに隠されているかもしれない

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最近、ある考えが ずっと頭から離れません。

それは、iPhoneのジェスチャーについてです。

iPhoneの操作で もっとも邪魔になるのは 自分の指そのものだと気付いたのです。

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直感というカーテンに隠れている不便さに気づけない

直感というカーテン

photo credit: Leeks via photopin cc

iPhoneのジェスチャーは直感的です。とても洗練されています。

クリック(タップ)、スクロール、拡大縮小、すべてがスクリーン上の1本指または2本指の簡単な操作でiPhoneに伝えることができます。
自分の意志がほぼ100%、直感的操作で、まちがいなくiPhoneに届けられるのです。

さて、本題に入ります。
このジェスチャー操作をある角度から見てみると、とても奇妙な、「不便さ」が隠れているのです。

iPhoneからの情報は、主に「目(視覚)」から、得られます。
欲しい情報は、テキストや画像や動画となって、スクリーン上に映し出されるのです。

1画面に収まりきらない情報の場合、きっとあなたは、画面をスクロールするでしょう。

問題はここです。
一体なにがひっかかるのか。

目の前の非効率と 裏側に隠れている本質

サンドイッチの具のように、目とスクリーン(画面)の間に「指」が、はさまれているのです。欲しくて、たまらない情報が目の前にあるのに、みずから情報を遮るように指でカーテンを閉めているのです。

画面をスクロールさせるために、いったいスクリーン全体の何%の面積が、指でかくされてしまうのでしょうか。
いったい、どれだけの文字が、画像が、自分の指で隠されてしまうのでしょうか。

なぜ、わたしたちは、この奇妙とも言える不便さに気付かないのでしょうか。
答えは簡単です。
iPhoneがあまりにも革新的すぎるのです。直感的なのです。

ですから正確には、気付かないでなく、気付けないのです。
もしかしたら、次の質問で、その奇妙な不便さの姿をイメージできるかもしれません。

あなたは手のひらサイズもある、マウスカーソルを使って、コンピューターを操作しますか?

解決策はあるのでしょうか?

あります。

今のiPhoneは、ある部分を有効につかえていないのです。

完璧すぎるから、新たなアプローチを

新たなアプローチを

photo credit: Jason L. Parks via photopin cc

どうすれば、知りたい情報を自分で見えなくしてしまう、という奇妙な不便さを解消できるのでしょうか。

問題をさらに掘り下げます。
スクリーンに触れることなく、直感的に操作する方法は他にないのか?

先に断っておきますが、「手をかざす、指をかざす」といった操作方法は、選択肢には入れていません。

ジェスチャーの操作は、感触がいちばん大事だと思うからです。自分がどういう操作をiPhoneに伝えようとしているのかは、肌の微妙な感触でしかわからないのです。

それでは、iPhoneのどの部分をつかえば、より直感的な操作が実現できるのでしょうか。
答えは、「バックパネル」と「サイドフレーム」です。

わたしの愛用している、MacBookProには、マルチタッチトラックパッドが搭載されています。画面上のあらゆるアイテムを、数本の指をつかって自由自在にコントロールできます。
何本の指で、どのような操作(動き)をしているのか、をコンピューターが認識できるのです。

参考:アップル – Magic Trackpad – デスクトップのためのマルチタッチトラックパッド。

Magic Trackpad

もし、マルチタッチトラックパッドのコンセプトを、iPhoneの「バックパネル」と「サイドフレーム」に着せることができれば、あらゆる可能性が一気に広がるのます。

たとえば、画面をスクロールする操作は、iPhoneを握り、親指でサイドフレームをスワイプするだけ。もうスクリーンの上に指をかぶせる必要はないのです。

画面を拡大縮小したいのなら、サイドフレームを2回タップしてスワイプするだけ。

スリープを解除するために、もうホームボタンを押す必要はありません。
iPhoneを手に取るだけです。それだけで、ホーム画面が開くのです。

つまり、あなたが、左右どちらの手にiPhoneを握り、どのような操作をしたかを認識します。あなたが、次に何をする(したい)のか先読みすることができるようになるのです。

ユーザーがiPhoneに合わせるのでなく、iPhoneがユーザーに合わせるのです。

なんか、わくわくしてきませんか?

認識は「操作」から「動作」へと変化する。

操作から動作へ

photo credit: nattu via photopin cc

可能性はさらに広がります。

たとえば、両手の人差し指と親指で、iPhoneを横向きに、つまむように握れば、カメラが起動したり。

片手にPhoneを、掴みながらランニングすれば、前に進みだせるリズムの曲が流れ出し、同時にランニングデータも収集してくれたり。

きっと、アプリの可能性もグッと広がるでしょう。

iPhoneが人間の動きを認識し、考えを先読みする段階にきているのかもしれません。

iPhoneの未来と進化が楽しみです。

ほいじゃっ!

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