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Macには便利なショートカットキーがたくさんあります。
その中でもとくにおすすめしたいのが、「文章入力・編集」のショートカットキー。
このショートカットキーを覚えると、タイピングの速度が上がり、文字入力のストレスを減少させ、文章作成の負担を軽減します。
文章執筆にすこぶる集中できるのです。
目次
■目次
Macの文字入力/文章編集ショートカットキー
わたしは覚えるのが苦手なほうなのですが、それでも、便利そうなショートカットキーをみつけたら、ちょっと無理をしてでも体でおぼえます。時間対効果がおおきいからです。
書くということは読むということ。じぶんで書いた文章を読みながら書きすすめるということです。タイピングそれ自体に労力を費やしていてはもったいない。
「書く」と「読む」に意識を集中することが文章作成では大事だというわけです。
というわけで、わたしのよく使っているショートカットキーはこちら。親キーはすべて「control」です。
キー | 効果 | ただし文字変換中の効果はこうなる |
---|---|---|
control+a | カーソルを行頭へ | – |
control+e | カーソルを行末へ | – |
control+f | カーソルをひとつ右へ | – |
control+b | カーソルをひとつ左へ | – |
control+d | カーソルの右側にある文字をひとつ消す | – |
control+h | カーソルの左側にある文字をひとつ消す | – |
control+p | カーソルを上の行へ | – |
control+n | カーソルを下の行へ | 変換候補を表示 |
control+m | – | 変換候補の選択確定 |
control+k | カーソルの右側の文字を行末まで切り取る(カット) | 全角カタカナに変換する |
control+y | 「control+k」で切り取った文字を貼り付ける | – |
control+L | – | 全角アルファベットに変換する |
control+k | – | 全角文字を半角に変換する |
control+g | – | 変換を取り消す |
ホームポジションの原型がほとんどずれない
親キーが「control」なので、左手の小指をほんのすこし(1cmくらい)横にずらせば、キーを押すことができます。
つまりホームポジションの基本形がほとんど崩れません。
いちいちキーボードを見らずにすむので目もくたびれません。打鍵のリズムも乱れないから文章作成にグッと集中できます。
大事なのは文字入力に傾注することではなく、文章作成に集中することです。
ショートカットキーの重ね合わせでさらに便利に

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ショートカットキーの重ねあわせで、文章作成がさらに効率的になります。小回りが効いて、文章作成の自由度がグッと上がります。
【control+a】+【control+k】
①【control+a】でカーソルをいったん行頭に移動させ、
②【control+k】で行頭から文末まで文字列を切り取ります。
つまり一文のはじめからおわりまで1行まるっと消すことができるわけです。
文章編集(推敲とか)では、一行まるごと削除することが少なくありません。そういうときに便利に使えるショートカットです。
【control+k】+【control+y】
①【control+k】で切り取った文字列を
②【control+y】で貼り付けることができます。
これは文の並びを編集するときに便利に使えます。
【control+n】+【control+m】
①【control+n】で変換候補リストを表示して、
②【control+m】で確定します。
【control+n】はスペースキー、【control+m】はエンターキーの役割をしてくれます。
nキーとmキーは互いにとなりあうキーですから覚えやすく、操作はカンタンです。
エンターキーを右手の小指で押しに行くと、キーの位置がすこし遠いからホームポジションが微妙に崩れてしまうのですよね。ちょっとだけ煩わしいことになります。
ショートカットを使えば、その煩わしさはいっきに解消され、素早くカンタンに文章を入力できるようになるはずです。
さいごに
タッチタイピング同様、ショートカットキーの操作も、いったん体得してしまえば一生もののテクニックです。
慣れるまでは少々ぎこちないかもしれませんが、ちょっとだけ辛抱してしっかりと自分のものにしちゃいましょう。
ショートカットキーを覚えて損することはないのですから。
ただし普段、MacとWindowsの両方をつかうという方は注意が必要です。Windowsには上に紹介したようなショートカットキーは存在しません。
Macでやるようにショートカットキーの操作をすると、Windowsでは妙な動きになることがあるのでご注意を。(※Macのcontrolキーの配置は、WindowsのCapsLockキーの位置に相当します。)
ほいじゃーねー!
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