【ビジネスパーソン必見】話下手←これ強みです。雑談力を上げる5つのルール

書評

雑談力が上がる話し方

@OtoSora_PaPAです。先日、本「雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール」 の中から、雑談の切り出し方を中心に記事を書きました。

今日はそのつづき。

雑談の要となる「やりとり術」についてピックアップしてまとめてみます。

どれも効果バツグンで、会話力に自信のない方でも、簡単に実践できるものばかりですので、ぜひ活用してみてください。

口下手の方でも、あっという間に雑談上手になることまちがいなし!

雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール

齋藤 孝 ダイヤモンド社 2010-04-09
売り上げランキング : 289

 

スポンサード リンク

さっそく、ご紹介。

口下手でもできる、相手の話に「質問」で切り返す術

自分は話下手だから雑談は苦手。

そういう人こそ、雑談上手になれる可能性が高いのです。

言い方を換えれば、「相手本位になりましょう」ということ。

雑談は、自分よりも相手に話しの主導権を握らせるほうが盛り上がるのです。

(中略)

それよりも大事なのは、相手から出てきた言葉に、「質問」という形で切り返す力です。

これだったら、「聞き上手」でない人でも、すぐに実践できるでしょう。いや、これをやるだけで、聞き上手に変身してしまします。

雑談で大事なのは相手本位だということ。

「質問」というパスを出し続けて、とりとめのない会話のやりとりで場の空気を作る、ということをいつも意識したいものですね。

「で、何の話をしてたんだっけ?」が理想型

「あれ、そもそも何の話をしていたんだっけ?」

このフレーズが出てきたら、それはいい雑談ができた証拠です

盛り上がる雑談とは、ひとつの話題だけで終わらず、次から次へと別の話題が派生しながら展開していくもの。

(中略)

雑談は、話題が水平方向に広がっていきます。連想が連想を読んで、キッカケとなった話題から話がどんどんずれていく。最初の話題を忘れてしまうのは、見事に連想の連鎖が広がった証拠でもあるわけです。

「で、何の話をしてたんだっけ?」と相手から言われると、なんとなく申し訳ない感じがしていましたが、そのフレーズこそいい雑談ができているサインだったのですね。

ひとつの話題を掘り下げて雑談するのではなく、浅く、広く、長く会話を楽しむことが雑談を盛り上げるコツなのでしょう。

「いや」「しかし」はNG。まずは肯定・同意から

相手の話をプラスの方向に転がすことで相手も気持ちよくその話題を広げようという気持ちになります。

そのためには、興味のない話題やきらいなことでも、「肯定で答える」「まず同意する」ことが大前提

会話のなかで「いや」「しかし」は、ついつい口に出してしまいがちなフレーズですよね。

雑談は意味のない話のやりとりで場の空気をつくるもの。議論をしているのではありません。

否定の言葉で、話の腰を折ってしまわないよう気を付けたいものです。

「自意識」「プライド」のハードルを下げると、ラクになる

雑談はその場の空気をなごませる「意味のない話」です。仕事の会議や打ち合わせで発現するわけではありません。

「あのときこう言った」などと言質をとられたり、責任を負わされたりするものでもなく、ましてや録音されたり発言録を取られているわけでもありません。

罪のないことや人を傷つけないことであれば、感じたこと、思ったことは、もっと素直に、そのまま口に出していいんです

(中略)

「恥ずかしいから話さない」というのは、結局は自分のことだけに意識がいきすぎる結果として生まれる発想。そこには相手のことを考える気持ちが抜け落ちています

「ああ言ったら相手はどう思うだろうか」「こう言ったほうがいいのかな」なんて考えてしまうと、なかなか会話がうまく弾みません。

「自意識」や「プライド」は雑談にブレーキをかけてしまいます。これでは相手のほうも警戒してしまい雑談に花が咲くこともないでしょう。

素直に思ったことをスッと言える状態こそが、雑談の基本スタイルだということを肝に銘じたいですね。

雑談は、サクッと切り上げるもの

雑談の妙は、結論を出さずに話題を小気味よく変えていくことにあります。しかし一方で、話しをうまく切り上げられない、上手に終われないというのがネックになって、雑談そのものが苦手だという人が多いのも事実です。

これ、私も苦手でした。どこで切り上げようかと考えてしまうほど、話がどんどんギクシャクしてくるのですよね。

著者は、ある一人の生徒の、うまい雑談の切り上げ方に感心し、次のように述べています。

さらに彼の雑談のよさは、去り際が実に潔いこと。話がどんなに途中でも、雑談の内容としては尻切れトンボになっていても、私が教室に到着すると、

「じゃ、どうも。次の講義もガンバってください」

「それじゃ、このへんで。ありがとうございました」

といって話を終わらせて去っていく。じつにさっぱりしているんです。

終わりがあるから気楽に話せる。「それでは」「じゃあまた」は、気持よく雑談をするためのキラーフレーズでもあるのです

雑談の切り上げ方って、意外と悩みますよね。

雑談はサクッと切り上げる。これがポイント。

それを分かっているだけで、気楽に雑談をはじめて、安心して相手との会話を楽しめそうです。

まとめ

雑談に苦手意識のあった方も、肩の力がスッと抜けたのでは?

雑談のイメージがだいぶ変わったのではないでしょうか。

雑談はお互いの場の空気を作るもの。

会話の内容自体を楽しむのではなく、中身のない会話のやりとりを楽しむものなのですね。

記事で紹介したことの他にも本「雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール」 には、雑談のポイントや、すぐに使えるテクニックが満載です。

「相手との距離をもっと縮めたい」「雑談をじっくり楽しみたい」という方は、ぜひ本書を手にとってみてください。

雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール

齋藤 孝 ダイヤモンド社 2010-04-09
売り上げランキング : 289

 

コメント